小春日和で風もなく、前日の強風と雨のせいで「帽子山」は透明感抜群だった。 玄関を出て、帽子山を見るとすかさずゆっちゅが「ぼうしやま きれい」と反応した。 さんぽコースは、いつもと違って川に出る道を指示してきた。 土手道をしばらく進むと、逡巡し…
電気とガスと水に、ゆっちゅは関心を持っている。 近ごろ乾電池の中に電気があることがわかるようになった。 電柱から電線、そして夜の街灯の点灯が、電気によるものらしいと、ゆっちゅが想いはじめたのは、暗くなって街灯や家々に電灯の光りが灯るのを見て…
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