「赤ちゃん返り」

昨日の一歳6ヶ月児健診の結果、ゆっちゅは歯槽のう漏があり、しっかりと歯みがきをする必要ありと言われたという。

 

もう一つ指摘されたのが、この時期に特有の「赤ちゃん返り」についての話だ。

母親にまとわりつく傾向が顕著となるらしい。

 

確かに、ジィも感じる。さんぽの時の抱っこしている時間が長く、以前のように自分から歩こうとする時間が少なくなった。

昨日、自分から歩いたのは、田んぼのオタマジャクシを見るときと、川岸に行ったときぐらいだ。

大好きな風ぐるまのあるところでさえ、ジィの腕から降りようとしない。

 

今までなら、階段の頂上までひとりででも登ろうとしていたのに、自力で登ろうとしないばかりか、ジィの手を借りながら登るでもない降りるでもない、遊び半分でやっているような態度を見せる。

階段の途中でジィの手につかまったまま上体を反らせたりするので、危ないと思って抱きかかえたりすると癇癪を起こす始末だ。

その一方で、じぶんで歩くから下ろせというので下ろしてみられば、土手の坂をひとりで登ろうとしたり、川へと続く石ばかりの急斜面を下りようとしたり、あるいはひとりで登ろうとしたり、側から見ていると無謀とも思える試みをする。

何かを考えて試してみようとしているようにも見えるが、ゆっちゅの意図がよく見えない。

 

その代わり抱っこされながら、よくしゃべる。ゆっちゅは見聞きしたことのあるものを見ると、なにか一生懸命しゃべる。一番の関心は、橋と柱のようだ。

 

この時期の子どもは「外向き」から「内向き」へなり、そして再び「外向き」へというふうにして、意識活動が練りあげられていって「三つ子の魂」というものが出来上がって行くのだろうか。

ゆっちゅの前頭葉が活発に活動しはじめて、意志や思考が形成される過程で起こるさまざまな「想い」を大事にしてやらねばならないように思う。