石蹴り
今日のさんぽも、朝ご飯前のせんべい2枚で始まった。
行き先はジィにお任せします、というように、抱っこをせがむことが多かった。
湿気がこもって風もなく、熱中症が心配されるような感じだった。
ゆっちゅも、いつもより多く汗をかいているので、今日は抱っこを大目に見ることにした。
抱っこして歩くと、ゆっちゅはよくしゃべった。
何を言っているのか分からないのだが、時々かなり遠くを見てしゃべっていることに気づかされる。
遠くは以前から見えていたのであろうが、ものの見方が分かってきたと言うか、言葉が使えるようになってきた証拠とも言える。
ゆっちゅのお絵かき広場とでも言おうか、河川敷で「へのへのもへじ」を書くところに来て、ゆっちゅが何やら盛んにしゃべっているのを、「へのへの」と言うところが聞き取れて、ようやく「一緒に書こうよ」と言っているように思われた。
決して「書いてくれ」とか「書け」と言っているのとは違う感じが伝わってきた。
折しもトンボがたくさん、しかも低く、そしてホバーリングするので、ゆっちゅも視界に捉えることができると見えて、何度もゆびを指して声を上げていた。
そしてまた、石並べの場所へ行くと、抱っこから降りて、石を拾い、ジイに差し出すので、「おっきい」と言うと、もう一つ別の石を拾って見せるので、また「おっきい」と言うと、二つとも道に並べて置いた。
さらに、小さな石をつまんで見せるので、「ちっちゃい」と応えた。
すると、同じような石を取って、ジィの方を見ながら何やらつぶやいて、大きな石のそばに並べた。
そして、石を並べ替えたりしながら、何やら一人でしゃべっていたが、小さな石の一つを放り投げ、大きな石を二つつかんだ。
放り投げるのかと思いきや、また下に置いた。
その一つをジィは蹴ってみた。
残りの石を、ゆっちゅがマネして蹴ったが、うまくヒットしなかった。
ジィがもう一度、先ほどの石を蹴ってみせた。
ゆっちゅは足元にあった、先ほど自分が投げた小さな石を蹴った。
見事にヒットして、気を良くした。
そこから、抱っこして新築の家の進捗状況を確認して、帰宅した。