右と左

「右」と「左」という言葉をつかいはじめたゆっちゅは、身体をひねる運動をするようになった。

蛇行して走ったり、上半身を90度ひねったままで走ったり、またちゃぶ台の上から跳びおり身体を90度ほど旋回して着地したりする。

 

すでにゆっちゅはじぶんの左右の手を区別することはできている。

手を洗ってやるときに「左の手ってを出して今度は右の手って」と言うとちゃんと出してくる。

足の方はサッカーボールを蹴るときに左でのキックは得意なのだが「右でも蹴ってごらん」と言うと右で蹴る。

うまくヒットすると「遠くまで行ったね」と言ってうれしそうに笑いかけてくる。

 

自転車に乗っているときに、「つぎ、左にまがって鉄橋をくぐりま〜す」「右にカーブしま〜す」「前方からくるまが来ました。左にまがりました」などとアナウンスしながら走っている。

また、ゆっちゅのすきな「じゃり線橋」から車道にでる足下に「みぎをみて ひだりをみて」と書かれている標識がある。

それを読みあげてからジィは右を見て左を見て「カーカー来てないね オッケー」と言って車道に出るようにしていることなども、文字に関心をもっているゆっちゅには「右と左」いう言葉を使うきっかけを与えているのかもしれない。

 

さて、今度はジィジの手や足の左右の区別ができるだろうか試してみよう。