腸内フローラを守れ

朝のさんぽは、ジィの家からだ。

玄関を出る前にドアの確認、門を出るところで門扉の確認、門を出てすぐ大きな橋が目の前に現れる。

ゆっちゅはすかさず大きな声で「アシ」

巨大な橋桁が目に飛び込んできたのだ。

今日のさんぽには、積極性が感じられる。

川の石投げでも、じぶんで石を選び、しかも持てる大きさの限界に挑戦もしていたし、立ちあがって投げてもいた。

電車が来ると、石投げの手を休め、電車を見つめ、大きな声で「エシャー」と。通り過ぎると、石投げを再開する。

時に、ゆっちゅの手に余る大きさの、かなりの重さの石に挑戦する。

持ち上げて振りかぶったまではいいが、握力が持ちこたえられず石がゆっちゅの背中をずり落ちて行く場面もあった。

ゆっちゅにたくましさを覚えた。

 

何にも増して、ゆっちゅの健康を守らなねればならない。そのためには、ゆっちゅの衛生環境を整えることである。

手始めに腸内フローラを守る、である。

今話題の腸内フローラだが、お腹の中には1000種1000兆個以上の細菌が共生しており、食べ物の消化の手助けをしてくれている。

顕微鏡で見ると、百花繚乱、お花畑の様相を見せるところからフローラと名付けられた。

腸内フローラは、いわば身内であり、健康な身体づくりの最前線である。

健康であるには、丈夫なお腹でなければなかない。

子どもが母親の腸内フローラをきちんと受け継いでいても、抗生物質を服用すると、腸内の細菌は殺傷され腸内フローラは入れ替わってしまう。

それが原因で人体にどのような影響を及ぼすのか、はっきりと解明されてはいないらしいが、ホモ・サピエンスが出現して30万年の間は母親の腸内フローラを受け継いで人類は現在に至っているわけだから、みだりにそれを入れ替えてしまうのはよくはなかろう。

抗生物質には御用心あれ。

ジィとしては、よほどのことがない限り、ゆっちゅには使って欲しくないと切に願う。