寝る子は育つ

「おっきい」と「ちっちゃい」。 二つの比較する言葉を、過日の石並べの遊び以来、ゆっちゅは使えるようになっている。 「アッチー」という語は、歩き始めたころ、台所にあるガスレンジや電子レンジ、冷蔵庫に興味を示して足を運ぶので、「アッチッチ」だか…

色について

昨日のゆっちゅのお昼寝時間は、ママいわく、7分らしい。 朝のさんぽ、朝ご飯、水泳教室行きのバスの中で昼ご飯のあと寝たのが唯一の昼寝、夕方のさんぽ、夕ご飯、お風呂、帰宅するベビーカーで眠りにつく。 昨日のトピックスは、色に関するものが二つ。 一…

自力で

今日のさんぽでは、両足ピョンピョン跳びが、随所で見られた。 また、ゆっちゅは、飛行体の飛行音が聞こえてくると、いつも上空を見上げて機影を探すのだが、今日ヘリコプターが真上を通過するのを見つけた時、ついバランスを崩してしまい、尻餅をついてしま…

元気印

土曜日の話である。 隣町の阿波踊り祭に、ゆっちゅを連れて行った。 両足ピョンピョン跳びが炸裂した。 最初は、人混みと太鼓や鉦が織りなす喧騒に、小さくなっていた。 抱っこして、踊り手の振りやお囃子に合わせて、ゆっちゅの身体を揺すってやっていると…

走る

昨日のさんぽの話である。 朝のさんぽの後、ご飯を食べて、支援センターへ行って3時ごろまでいて、そのあとジィのところにやってきて、昼ご飯をペロリと平らげても、お昼寝する気配もないので、5時ごろから夕方のさんぽに連れ出した。 初めから元気いっぱ…

実りの秋

門をくぐり出て、田んぼのある方に向かって歩いて行った。 田んぼのところで、抱っこのポーズをしたので、抱き上げた。 土留めの石垣のなかを、抱っこされてのぞき込んだゆっちゅには、穂を垂れた稲がたくさん覆いかぶさってくるように見えたのか、「おぉ」…

脳内は今?

ジィに向かって駆け込んできて、抱きつく最後の一歩で飛び、自分の身体を宙に浮かせる遊びに興じている。 ビニールプールや浴槽でやる、脚を鞭のようにしならせて振り下ろし足の裏で水面を叩くと同じように、丈の高い草を踏みつける行為をする。 地面や床、…

石蹴り

今日のさんぽも、朝ご飯前のせんべい2枚で始まった。 行き先はジィにお任せします、というように、抱っこをせがむことが多かった。 湿気がこもって風もなく、熱中症が心配されるような感じだった。 ゆっちゅも、いつもより多く汗をかいているので、今日は抱…

草むらへ石を投げる

今日の道草さんぽにゆっちゅは、朝ご飯前に、せんべい2枚に麦茶を飲んだだけで出かけた。 行き先を決めかねていたゆっちゅは、結局いつものベランダ下の駐車場へ抱っこされて下りた。 車止めの上に立つこと、そこから降りて家のベランダの下の石垣まで走っ…

石並べ

今日のさんぽは、台風一過の余波の風に向かって両腕を広げ、髪をなびかせてにこやかな笑顔を見せて、スタートした。 いつもの駐車場で、いろいろ反復復習した後で、いつもの階段を数を数えながら上り下りする。 今日は、「ハチ」と「ジュウ」が加わった。 閑…

鉄道マニア

今日のさんぽは、ジィの家からスタートして、久しぶりに川での石投げをした。 結構な大きさの石でも躊躇することなく投げ入れる。 近くの鉄橋を電車が渡るときだけは、手を止めて「電車!」と叫んで、手を振るが、電車が行ってしまうと、再び石を投げる。 し…

赤い電車

昨日、支援センターで、ゆっちゅが「赤い電車」と言ったと、ママが言う。 その時、ゆっちゅは顔面をクシャクシャにして、やっとの思いで、その言葉を吐き出したらしい。 夕ご飯の時、その話になって、ゆっちゅに「赤い電車」は?、と誘いかけたら、すぐに反…

両足同時連続ジャンプ

今日のゆっちゅは、1時間半のさんぽのほとんどを自分の足で過ごした。 スタートしてからは、昨日と同様、家のベランダの下の駐車場で遊んだ。 車止めの上に、自力で上がれるようになって喜んだ。 アスファルトから剥がれた小石を摘んで集めながら、盛んに何…

舟を漕ぐ

ゆっちゅのパパが休みを取ったので、ジィとのさんぽは3日ぶりとなる。 今日は、先月から始めた「英語で遊ぼう」という幼児対象のレッスンに行く日なので、ゆっちゅは朝食を済ませて、準備万端で待っていた。 アパートの門を出て坂を下り、家のベランダから…

イニシアティブ

近ごろ、さんぽをしているときのルールと言えば、抱っこされている時は、行き先をジィが決め、ゆっちゅが行きたいところがある場合は、自分で歩くというものである。 それのためもあって、昨日のさんぽでは、1時間半から2時間近くかかった。 お天気もよく…

雨の中のさんぽ

今日は久しぶりに小雨の中、青いポンチョに赤いスパイダーマンの帽子をかぶって、さんぽに行った。 昨日、一人で集中して歩いていたので、雨の中でも結構な距離を歩くのではないかと、期待しながら出かけた。 外で遊ぶのが大好きなゆっちゅだから、一日中家…

歩く

前日のうっぷんを晴らすように、昨日のゆっちゅは精力的に歩いた。 ゆっちゅは、何かしようとする時、走るように早歩きで移動するようになった。 目的意識にしたがってすばやく身体が動かせるようになった証であろう。 昨日のさんぽでは、前半は、抱っこをせ…

叩く

近ごろ、ゆっちゅは、何かしようとして、ジィがそれを理解して自分の思うように動かないと、ジィに腹をたて、ジィの肩や胸、頭や頰を平手で叩き、叩いてしまってからかなしそうな目でじっとジィを見つめる。 そんな時、身体の部位の名称を教えることにしてい…

魔法のつえ

昨夜は、ゆっちゅがジィの家からよくさんぽに行く河川敷へ、1,500発の花火が打ち上げられるのを見に行った。 いつもの土手沿いの道は、提灯が灯り、見物する人で賑わっていた。 ゆっちゅは、乾燥した夜空を渡ってくる花火音の波動に恐れをなして、ジィに抱っ…

積み木遊び

近頃、子育て支援センターへ行くと、積み木遊びに興じているというので、送り迎えのついでに見ていたら、確かに熱心に木ぎれを五、六段積み上げていた。 積み木遊びは、重心の位置を考えながら、バランス良く高く積み上げるものだ。 高さへの意識が生まれて…

道祖神のいざない

このところのゆっちゅは、能弁的になったという形容がふさわしいほどに、おしゃべりする。 いっしょに風呂に入ると、自分のチンチンをゆびで指して、そあしてジィのそれをゆび指して「チ」と呼称する。 行動的・攻撃的という意味の、近ごろ流行りの言葉でい…

学びの道

経験しなければ、物事の道理は分からない。 そして、経験がないところに知識も生まれない。 親は自らの経験に基づいて、子に失敗を回避するように諭す。 しかし、経験に裏打ちされない知識は、行動の指針たり得ない。 親は、子が試行錯誤して経験を知識にし…

ツイタ

一週間のブランクは、瞬く間に埋められた。 ゆっちゅの体調不良も大ごとにならず、戻って二日目には、以前にも増してコミュニケーションを図ろうとするゆっちゅの意欲は高まりを見せた。 自分の要望を、ジィが理解できないと、一心同体であるべしとばかりに…

眼力

一週間ぶりに会うゆっちゅは、どのようなまなざしで、ジィを迎えるのだろう。ゆっちゅの目が、何を物語るのか、何を訴えてくるのか、それが楽しみだ。 「目は心の窓」という言葉がある。 心の変化がたちまち顔に現れるというのも、「目は口ほどにものを言う…

シン・アシ

役者は、脚本家の言葉という「他者の言葉」を、自己流に理解し演技する。 ゆっちゅは、言葉を持たずに、この世にやってきた。 周囲の人が使っている言葉を真似て、同じように使おうと試みる。 しかし、それは結果的に自己流になる。 ゆっちゅが使用する頻度…

日傘

ゆっちゅは、近ごろ傘をゆび指して「あめ(雨)」と言うようになった。 自転車で遠出をするようになって、見聞きすることも格段に増えきて、見る目も肥えてきたようである。 ゆっちゅを自転車で連れ出す時は、50分から1時間くらい走るので、夕方の少しでも…

めめこ

ビニールプールが、「カエルさん」から「クジラさん」に替わり、ひとまわり大きくなった。 「クジラさん」の振り上げられた尾びれからはシャワー・ミストだ出るゴージャスなプールに、ゆっちゅは遊ぶ気満々だ。 ひしゃくでプールのまわりにバシャバシャ水を…

策士

近ごろのゆっちゅには、人の「こころ」を読もうとしているのではないかと思われる節が見られる。 ジィの目をじっと見る機会が増えてきている。 ジィが何か言わないのかな、何かしないのかな、と期待する眼差しを送ってくる。 目下のゆっちゅとジィの二人の遊…

総合力

自転車に乗っていろいろ見て回るようになって、ゆっちゅがまた一段と成長したように感じる。 ベビーカーと比べて、視線の位置が高くなったことと、より速い動きの中で、近傍にあるものを捉える視力が、求められるようになったことと無関係ではないだろう。 …

夏到来

現在のゆっちゅの色彩研究は、「アカ」と「アオ」である。 青色のクレヨンが好きで、「アオ」という「ことば」を最初に発音した。 近ごろは、赤系統の色をした花やおもちゃやテレビの画像などで、自分で赤いものを見つけた時は「赤」と言うのだが、大人が青…