2019-01-01から1年間の記事一覧

歩く

前日のうっぷんを晴らすように、昨日のゆっちゅは精力的に歩いた。 ゆっちゅは、何かしようとする時、走るように早歩きで移動するようになった。 目的意識にしたがってすばやく身体が動かせるようになった証であろう。 昨日のさんぽでは、前半は、抱っこをせ…

叩く

近ごろ、ゆっちゅは、何かしようとして、ジィがそれを理解して自分の思うように動かないと、ジィに腹をたて、ジィの肩や胸、頭や頰を平手で叩き、叩いてしまってからかなしそうな目でじっとジィを見つめる。 そんな時、身体の部位の名称を教えることにしてい…

魔法のつえ

昨夜は、ゆっちゅがジィの家からよくさんぽに行く河川敷へ、1,500発の花火が打ち上げられるのを見に行った。 いつもの土手沿いの道は、提灯が灯り、見物する人で賑わっていた。 ゆっちゅは、乾燥した夜空を渡ってくる花火音の波動に恐れをなして、ジィに抱っ…

積み木遊び

近頃、子育て支援センターへ行くと、積み木遊びに興じているというので、送り迎えのついでに見ていたら、確かに熱心に木ぎれを五、六段積み上げていた。 積み木遊びは、重心の位置を考えながら、バランス良く高く積み上げるものだ。 高さへの意識が生まれて…

道祖神のいざない

このところのゆっちゅは、能弁的になったという形容がふさわしいほどに、おしゃべりする。 いっしょに風呂に入ると、自分のチンチンをゆびで指して、そあしてジィのそれをゆび指して「チ」と呼称する。 行動的・攻撃的という意味の、近ごろ流行りの言葉でい…

学びの道

経験しなければ、物事の道理は分からない。 そして、経験がないところに知識も生まれない。 親は自らの経験に基づいて、子に失敗を回避するように諭す。 しかし、経験に裏打ちされない知識は、行動の指針たり得ない。 親は、子が試行錯誤して経験を知識にし…

ツイタ

一週間のブランクは、瞬く間に埋められた。 ゆっちゅの体調不良も大ごとにならず、戻って二日目には、以前にも増してコミュニケーションを図ろうとするゆっちゅの意欲は高まりを見せた。 自分の要望を、ジィが理解できないと、一心同体であるべしとばかりに…

眼力

一週間ぶりに会うゆっちゅは、どのようなまなざしで、ジィを迎えるのだろう。ゆっちゅの目が、何を物語るのか、何を訴えてくるのか、それが楽しみだ。 「目は心の窓」という言葉がある。 心の変化がたちまち顔に現れるというのも、「目は口ほどにものを言う…

シン・アシ

役者は、脚本家の言葉という「他者の言葉」を、自己流に理解し演技する。 ゆっちゅは、言葉を持たずに、この世にやってきた。 周囲の人が使っている言葉を真似て、同じように使おうと試みる。 しかし、それは結果的に自己流になる。 ゆっちゅが使用する頻度…

日傘

ゆっちゅは、近ごろ傘をゆび指して「あめ(雨)」と言うようになった。 自転車で遠出をするようになって、見聞きすることも格段に増えきて、見る目も肥えてきたようである。 ゆっちゅを自転車で連れ出す時は、50分から1時間くらい走るので、夕方の少しでも…

めめこ

ビニールプールが、「カエルさん」から「クジラさん」に替わり、ひとまわり大きくなった。 「クジラさん」の振り上げられた尾びれからはシャワー・ミストだ出るゴージャスなプールに、ゆっちゅは遊ぶ気満々だ。 ひしゃくでプールのまわりにバシャバシャ水を…

策士

近ごろのゆっちゅには、人の「こころ」を読もうとしているのではないかと思われる節が見られる。 ジィの目をじっと見る機会が増えてきている。 ジィが何か言わないのかな、何かしないのかな、と期待する眼差しを送ってくる。 目下のゆっちゅとジィの二人の遊…

総合力

自転車に乗っていろいろ見て回るようになって、ゆっちゅがまた一段と成長したように感じる。 ベビーカーと比べて、視線の位置が高くなったことと、より速い動きの中で、近傍にあるものを捉える視力が、求められるようになったことと無関係ではないだろう。 …

夏到来

現在のゆっちゅの色彩研究は、「アカ」と「アオ」である。 青色のクレヨンが好きで、「アオ」という「ことば」を最初に発音した。 近ごろは、赤系統の色をした花やおもちゃやテレビの画像などで、自分で赤いものを見つけた時は「赤」と言うのだが、大人が青…

水遊び

梅雨明けして、途端に陽射しが強くなったので、さんぽの時間を一時間ほど早めたが、それでも強い陽射しのせいか、それとも朝ごはんの前でお腹に力が入らないのか、勢い抱っこの時間が長くなった。 プール、二日目。午後1時から。 庭に置いた仮設のビニール…

サイクリング

サイクリング、3日目。 夕方、川沿いを、下流に向け走行。 ゆっちゅ、慣れてきたものと見え、見るもの聞くもの、ありったけの言葉をしゃべって実況放送の程。 最初に鉄橋をくぐる時、ちょうど頭上を電車が通過する。ゆっちゅ、嬌声を発する。 大きな川に合流…

数を数える

近ごろ、「あめ(雨)」が言えるようになった。 色については、「アオ(青)」と「アカ(赤)」が言える。 ゆっちゅが今、一番関心があるあるのは、電柱をはじめ、街灯やカーブ・ミラーなどの、ゆっちゅのいわゆる「アシ」を数えることである。 電柱を見ると、「イ…

クルクル画伯

クルクル画伯は青色が好きだ。 町の子育て支援センターで、ゆっちゅが絵を描きだすと、先生たちから「画伯」と呼ばれるそうだ。 しかし、家では「らくがき小僧」だ。 「クルクル、クルクル」と呪文を唱えて、青色クレヨンで螺旋を描きまくる。床に襖にガラス…

アンブレラ

昨日の夜、帰る間際までジィの家で見ていた、幼児向けの英語教材DVDに出てくる「アンブレラ」という言葉が、ゆっちゅの笑いのつぼに嵌まった。 連日の雨に、ゆっちゅも傘を目にする機会が多くなっていたこともあろう。 昨夜も雨の中、ゆっちゅを抱っこヒモで…

ゆっちゅはピカソ

クレヨンでくるくる丸い線を描くのが、今のゆっちゅのマイ・ブームみたいだ。 「クルクル、クルクル」「シークルクル」「アッシークルクル」ゆっちゅの今お気に入りの言葉を唱えながら。 興が乗ると、紙の外へ越境する。 その前に、こちらの反応を予期してい…

「ゴミシュウシュウシャ」

ゆっちゅは、動くものが大好きだ。 自動車では、パトカーや救急車、消防車、郵便車、宅配車、路線バス、高速バスなどが区別できる。 ゆっちゅの言葉では、すべて「カー」で言い表されるが、絵合わせカードをやるのを見ると、識別しているのが分かる。 ゆっち…

「ああすれば、こうなる」

苦労してようやく言葉の「同一性」を理解した幼児を、今度は意識の「同一化する」という機能の陥穽に陥る危険性が待ち構えている。 ノウハウ本というものがある。ノウハウとは手続き的知識という意味で、要は「ああすれば、こうなる」式に作られたものの使い…

「カエル」は「蛙」

脳のトリセツにおいて、一番の関心対象になるのが、意識を生み出した大脳新皮質である。 末梢感覚器から末梢神経を通じて脳に届いた刺激を最初に取りまとめるそれぞれの一次感覚中枢、そこから延びた神経細胞を通って電気信号が波状的に広がり、他の神経細胞…

「想い」は行動のネガ

人が社会生活するうえで言葉は欠かせない。 自立することと、孤立することとは違う。 自立するためには、自分の周りの人とうまくやって行くことができなくてはならない。 そのためにはコミュニケーション能力は必要不可欠なものだ。 相手の「想い」を受け止…

言葉でチャッチボール

ゆっちゅは、今イヤイヤ期の最中にあると思われる。 ゆっちゅは、これからやることを言葉で伝えると、ある程度は理解して行動を起こす。 大人の言葉をかなり理解していることは間違いない。 また、自分の思わくと大人の思わくが食い違うと癇癪を起こすような…

挑戦

昨日、ゆっちゅの挑戦がいきなり始まった。 手離しの階段下りだ。その階段は遊園地の横にあり、手すりの付いたもので、段差も奥行も普通のものである。 なんの前触れもなく、躊躇するそぶりもなく、それは始まった。 片足に完全に重心を乗せることができて初…

皮膚は健康のバロメーター

病は気から、というが、病気とは、気が病むと書き、身体の機能面の不全の現れである。身体は自然であり、自然の摂理に従って勝手にやっていけばいいはずだが、人には意識というものが備わってしまった。 身体のやることに、意識がとやかく言う権利はもともと…

腸内フローラを守れ

朝のさんぽは、ジィの家からだ。 玄関を出る前にドアの確認、門を出るところで門扉の確認、門を出てすぐ大きな橋が目の前に現れる。 ゆっちゅはすかさず大きな声で「アシ」 巨大な橋桁が目に飛び込んできたのだ。 今日のさんぽには、積極性が感じられる。 川…

脳のトリセツ

ゆっちゅに、今ジィがしてやれることは何か、考える。 一つ、個として自立する礎を築いてやること。 二つ、日ごろの衛生環境に気遣ってやること。 三つ、好き嫌いせず何でも食べられるようになるように補助すること。勿論、主務はママである。 など、など。 …

ジィの胸は「アシ」

「エ~へっへっへっ」と喉にかかったしゃがれ声で、ゆっちゅが笑うと、家族のみんなは、なんか悪代官の笑い方みたいと言ってマネします。すると、ゆっちゅが調子にのって、またやります、「エ~へっへっへっ」 喉頭が下がって口呼吸が可能になってきたのだろ…